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 私と食器の物語           テーブルの上の世界 vol.03

「料理は目と舌で楽しむ」とも言いますが、

目を楽しませるのは盛り付けだけではありません。

前回ご紹介した美食家 北大路魯山人の

「食器は料理の着物である。」という言葉のように、

使う食器によって料理の印象はガラリと変わり、

私たちの目を楽しませてくれます。

そして、食器には印象を変える以外にも

様々な効果があるのです。


例えば、中華料理のお店に多い色使いの赤は

食欲を増進させる効果があります。

フランス料理のお店ではシンプルな白い食器で

食材の色を引き立たせより美味しそうに見せていたり、

高級料亭では重厚感のある黒い食器を使用し

高級感を出していたりするお店もあります。

食器の色で料理の印象を変え、目を楽しませてくれます。

また料理によって、選ぶ食器の素材を変えることで

得られる効果もあります。

ガラスの器なら涼しげな印象があり、

食器自体を冷やすこともできるので、サラダやマリネなど

生の食材を盛り付けるのに向いています。

また、素朴で温かみのある陶器は、保温性が高いので、

温かい料理が冷めにくいという効果があります。

このように、料理にとって食器選びはとても重要なことなのです。


以前、ある映画のワンシーンで、

北欧食器におにぎりが盛り付けられているのを

見たことがあります。

洋食器に置かれた和食は不思議なほど違和感がなく、

お皿の青い模様と、海苔を巻いたおにぎりの

白と黒のコントラストが絶妙で、

おにぎりがとてもオシャレな食べ物に見えました。

『和食には和食器、洋食には洋食器』と、

なんとなく思い込んでいた私には新しい発見でした。

それからというもの、洋食器にあえて鮭の塩焼きや

卵焼きを盛り付けて食卓に出すようにしました。

するといつもの和食が違った雰囲気になり、

とても美味しそうに見え、食卓も華やかになりました。

固定概念に縛られずに、盛り付けや、

食器選びを自由に楽しむことで、

料理をすることがより楽しくなります。!


私の考える「食器の役割」は、

「料理を盛り付けておいしくいただくための器」というだけではなく、

「楽しい物語を作ってくれるもの」です。

お客様がいらしたときに、自分のお気に入りの食器で

料理をお出しして、もし食器を褒められたら、

嬉しくなってその食器にまつわるエピソードを

話したくなりませんか?

お客様と楽しい時間を過ごすことで、

またその食器の思い出が増え、

ますますお気に入りの食器になります。

このような積み重ねが、食器の物語となり、

自分自身の豊かな生活の物語へ繋がっていくと、

私は考えています。