3:暮らしにそえる

 

あじさいを花瓶でかざり、

水に浮かべ、

次はどうしよう?と考えたときに、

 

もっと気軽に簡単に

アジサイを楽しめる方法はないかな?と思いました。

 

その時ふと目が合ったのが、

棚の上に置かれたワインボトル。

 

お花を飾れるものは何も花瓶だけじゃない!
と気づきました。

 

「お花を生ける」というより、「お花を楽しむ」。

そんな感覚で飾ってもらえたらと思い、
「身近なアイテム」であじさいを引き立たせようと

トライしてみました!

 

みなさんのいつもの暮らしに、

さりげなくあじさいを添えてみてください。

 

ホコリをかぶったワインボトル

 

わたしが最初に目が合ったワインボトルは、

1年前に彼と一緒に飲んだワイン。

 

美味しくいただき空になったボトルは、
ラベルが可愛いからという理由で

なんとなく飾っていました。

 

あじさいに似合うかも?
と、想像してみたら可愛い気がしたので、
被っていたホコリを払い、水をいれ、

あじさいをさしてみました。

 

あじさい

 

いかがでしょうか?

ワインボトルとあじさいの絶妙なバランス感が

可愛らしくみえませんか?

 

茶色と白の組み合わせも、

ノスタルジックな雰囲気で素敵です。

 

さっきまではホコリをかぶったワインボトルも
まるで今空けたばかりかのように

ツヤツヤと輝いています。

 

かわいらしいワインボトルと

あじさいのコンビを眺めていたら
口の中にワインの味がよみがえってきました。

 

和のイメージがあるあじさいですが、

洋風な雰囲気にもぴったりですね。

 

サラダ専用皿

あじさい

つづけてお部屋を見渡して目に付いたのが、

この「お皿」。

 

母が送ってくれたこのシンプルな白いお皿には、
お肉やパスタなど何をのせても

なんだかしっくりこなくて、
いつもサラダをのせています。

 

「サラダ専用皿」なんて

勝手に名前をつけていましたが、

薄く水を張りあじさいをおけば

立派な花瓶に様変わり。

 

あじさいの色もあえてお皿と同じ白にしてみたら、
モダンな雰囲気でとってもおしゃれに!

 

いつも使っているテーブルに置くだけでも

十分なインテリアです。

 

思ったよりも素敵な組み合わせで、
今日からこのお皿は「サラダ」だけでなく

「お花」も担当することになりそうです。

パンを包む紙袋

 

あじさい
わたしが最後に手にしたのは、紙袋。

昼食に食べたバゲットパンを

包んでいてくれたものです。

 

毎週のように行く

大好きなパン屋さんの香りが広がる紙袋は

毎週のようにゴミ箱へ捨てていましたが、
その紙袋でお水を入れたペットボトルを包んでみれば

もうそれは立派な花瓶でした。

 

香ばしい小麦の香りと

しっとりとした雨の香りが混ざり、

何とも言えない不思議で

心地良い空間が広がりました。

 

私の大好きなパン屋さんの香りを

あじさいも楽しんでいてくれているかな?
と思うと、自然と笑みがこぼれます。

 

自分が大好きなお気に入りのものは、

それだけで特別なものに見えてきます。

 

あじさい

 

「あじさいがいなかったら、

ワインボトルはホコリをかぶったままで、
あのお皿はサラダしか知らなくて、

紙袋は明日には燃えていたんだね」

というのは、

私の作品集を見た彼の言葉です。

 

あじさいを引き立たせるためにトライした

「身近なもので花瓶」ですが、

気づけばあじさいが

身近なものを引き立たせてくれていました。

 

あじさいと一緒に
「私の身近はこんなにも

素敵なものにあふれていたのか!」

と発見する梅雨、

みなさんも体験してみてはいかがでしょうか?

 

気取らずに、

生活の中にあるもので楽しんでみると
自分だけのあじさいの魅力が見えてきます。

 

思い出や大好きなものに改めて気づかされた私は
あじさいを飾る手を止めて、
今夜はワインとパンとサラダにしよう!

とお買い物に出かけることにしました。

 

あじさいのおかげで、楽しい1日になりそうです。

 

 


 

GROUND(グラウンド)サイト

ひとつひとつ心を込めて手作業でお作りしている

グラウンドのお花をぜひご覧下さい

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